「神のことばはますます」使徒12:18−25

「主のみことばは、ますます盛んになり、広まって行った。」(使12: 24)

○ヤコブとヨハネが答えたその通りに(マタイ20:22,マルコ10:39)、ヤコブは使徒のうちで最初の殉教者となり(使徒12:1)、ヨハネはペテロとともに最初に投獄され(使徒4:3)、晩年にはパトモス島に島流しにされました(黙示録1:9)。苦難の中で、主のみことばを、いかにあかししたかが大切です(ローマ14:8)。

○この世界を真に治めておられるのは、神である主ご自身です(イザヤ31:1−7,箴言21:30,31)。主は、人間の方法に左右されるお方ではありません。イエス様の十字架も、主のご計画のとおりであり、変えることができなかったのです。歴史を本当に導いておられるのは、人間ではなく主ご自身です。それは、天地創造のときから変わりません。旧約の時代も、イエス様の時代も、今も変わっていません。

○主は、主を信頼する正しい者を助け、自ら誇り高ぶり、神である主を信頼しない悪しき者を滅ぼされる、とダビデは信じていました(詩篇52)。ですから、チャンスがあっても自らサウルを手に掛けることをせず、かえってサウルの前から逃れたのです。ヘロデは、自らを神であるかのように誇り高ぶり、主に栄光を帰さなかったゆえに、主ご自身から打たれました。人間は主から見れば、ほんの小さな虫にかまれれば息が絶えてしまうほど、弱く小さな存在です。ですから、常に謙遜に、自らを誇らず、主を第一とし、主を畏れ、主を拠り所として信頼し、頼って行かなければなりません。それが主に栄光を帰すことなのです。こうして、最後には主が勝利され、「主のみことばは、ますます盛んになり、広まって」いくのです。主はそれを、教会によってかなえようとされています。私たちを通して、主のみことばはますます盛んになり広まって行くと約束されているのです。