
2025年5月4日「舟の右側に網を打ちなさい」ヨハネ21:1−19
「イエスは彼らに言われた。『舟の右側に網を打ちなさい。そうすれば捕れます。』」(ヨハネ21:5)
◯右側とは、天に上られたイエス様が座られた「神の右の座」を意味します(ローマ8:34、エペソ1:20、コロサイ3:1、ヘブル1:3、10:12)。また、世の終わりに最後の審判が行われる時、人々は右と左に分けられ、右にいる人々が祝福されます(マタイ25:31−46)。右側とは神である主の権威と祝福の場、左側は人間の力と主の裁きの場です。「私」がするのが左側、イエス様のみことばのとおりにするのが右側です。私一人で何でもするのではなくみんなで取り組むこと、イエス様だけが賞賛されること、それが舟の右側の伝道です。
◯やがて私たちは天の御国で祝宴にあずかります。そのとき多くの救われた人々と一緒になるのですが、それは既にイエス様ご自身が用意されているのです。しかし、イエス様は、私たちが伝道して導いたたましいも、加えてくださいます。
◯たとえ全人類が救われたとしても、イエス様の救いの網は破れることがありません。一人も漏れることはありません。ですから、いつでもどこででも救いのみことばを宣べ伝えましょう。
◯イエス様はペテロに、「あなたは、わたしを愛していますか」と3回尋ねました。しかしペテロはイエス様を3度否定した時と同じ炭火のそばで、はっきり「あなたを愛しています」と言うことができませんでした。それでもイエス様は「わたしの子羊を飼いなさい」と3回言われました。ペテロが自分の力でイエス様に従おうとした時は、失敗してしまったのです。しかし、イエス様のみことばに従ってイエス様の子羊を飼うなら、それこそ、舟の右側の信仰になります。
◯イエス様に主導権も命も明け渡し、イエス様の「みことばに従う」のが右側の伝道、右側の奉仕です。そして、それはイエス様に対する愛が動機です。イエス様は信仰も希望も問われません。ただ「愛」だけを問われました(1コリント13:13)。イエス様は「わたしはあなたを愛しています」という答えを期待しておられます。この愛に基づき、みことばに従う、舟の右側の伝道をさせていただきましょう。
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