2025年５月11日「わたしと父とは一つです」ヨハネ10:22−30

No.1131(5/11)「わたしと父とは一つです」ヨハネ10:22−30

「わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは永遠に、決して滅びることがなく、また、だれも彼らをわたしの手から奪い去りはしません。」（ヨハネ10:28)

◯信仰とは、私たちが信じる、ということですが、イエス様は「あなたがたがわたしを選んだのではなく、わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命しました」(ヨハネ15:16)と言っておられます。つまりイエス様ご自身が、罪深い私を選んでくださったので、私にイエス様に対する信仰が与えられ、ご聖霊によってイエス様を主と告白することができたのです(1コリント12:3)。この恵みを信じ、この恵みのみに生きることが、舟の右側に網を下ろす信仰です。

◯イエス様の羊は、羊飼いであるイエス様の声を聞き分けます。私たちが聖書を読み、礼拝に与るとき、そこで語られるみことばは、イエス様の御声です。聖書を読むことは、イエス様が、今、私に語っておられることを聞いているということ、礼拝で説教に与ることも同じです（ヨハネ20:21）。

◯次に、私たちがイエス様について行くことが問われています。聞くことは聞き従うことです。復活のイエス様がペテロたちにもう一度現れ、彼らを改めて派遣され、今度はイエス様のような羊飼いとして出て行くように言われました。このイエス様の御声に従ってイエス様について行くことが、私たちがイエス様の羊である証しになります。

◯イエス様について行くことは、イエス様の御手の中に入ることです。羊が羊飼いについて行くように、ただ、イエス様の後について行くだけです。イエス様の御声に聞き従うことが一番優しく一番良い道だということが、だんだんわかって来ます。そして父なる神と御子イエス・キリストとは一つだとすれば、私たちがイエス様に従うということは、父なる神に従っている、ということになります。イエス様の羊として、羊飼いであるイエス様に聞き、言葉だけでなく、行いにおいても聞き従っているでしょうか。私たちが、イエス様の中に神である主を見出し、イエス様に従って行くことで、イエス様によって選ばれた者であることを証ししていきましょう。