BLOG

教会のブログとお知らせ。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 主日説教
  4. 2025年10月5日説教「事は成就した」黙示録16:17-21

2025年10月5日説教「事は成就した」黙示録16:17-21

「大きな声が神殿の中から、御座から出て、『事は成就した』と言った。」(黙示録16:17)

◯いよいよ第七の鉢の中身が空中に注がれます。それは、「空中の権威を持つ支配者」(エペソ2:2)なるサタンへの裁きと考えられます。神殿の御座から神である主の御声が「事は成就した」と言われていることからも、その裁きが極まったということがわかります。しかし、ここに至っても人々は悔い改めようとはしませんでした。以降、悔い改めて救われる道が閉ざされてしまうのです(創世記7:16)。

◯稲妻と雷鳴と地震は神である主の臨在と審判の象徴です(出エ19:16、18、黙4:5、8:5、11:19)。大きな地震は主の顕現と最終的な審判を示しています(6:12、17)。主はご自身の民の苦難や労苦を知っておられ、ご自分の民と結んだ契約を覚えておられます(創8:1、19:29、出6:5、詩106:45、エゼキエル16:60)。ですから、自らに敵対する者のすべての悪を思い出し裁かれます(17:4、14:9、10)。さらに地上に異変が起こり、島と山が消え去ります(6:14、20:4、21:1)。雹(出9:18−26、黙11:19)が、第七の鉢の審判でも用いられます。ところが人々はかえって「神を冒涜し」「悔い改めて神に栄光を帰すことを」せず「自分の行いを悔い改めようと」もしなかったのです。

◯しかし主は、私たちとの契約を覚えておられます(イザヤ30:18、ダニエル12:1)。「勝利を得」「白い衣を着せられる」者は「その名をいのちの書から決して消しはしない」(3:5)。しかし、主は裁きの約束も覚えておられます。その時が来る前に人々が自分の行いを悔い改めて、神に栄光を帰し、主の御名をあがめる者となるよう、証ししていくことが私たちに委ねられています(マルコ1:15)。イエス様が来られたことによって、神の国は教会からすでに始まっています(ルカ17:21)。ここは「天の門」です(創世記28:17)。私たちが、この世に向かって神の国の福音を伝道し、教会が神の国であることを証ししているならば(1コリント10:31)、私たちは確信を持って福音を伝える事ができます。教会が世に仕え、平和を作り出す働きをすることによって、いよいよ人々を神の国に招き入れていきましょう。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事