
2025年9月14日説教「七つの金の鉢」黙示録16:1-7
「今おられ、昔おられた聖なる方。あなたは正しい方です。このようなさばきを行われたからです。」(黙16:6)
◯「天にある、あかしの幕屋である神殿」から七人の御使いが、七つの金の鉢をもって遣わされて行きます。この七つの鉢のさばきは、これまでの刻印のさばき(6章)ともラッパのさばき(8−9章)とも異なり、「ここに神の憤りは極まるのである」(15:1)と言われているように「神と子羊の御怒りの大いなる日」(6:17)の直前の、最後の警告的審判です。災いの範囲は全世界に及び直接人間にもたらされます。
◯第一の鉢によって「獣の刻印を受けている者たちと獣の像を拝む者たちに、ひどい悪性の腫れものができ」ました(出9:8−12)。この第一の鉢では、人間のみに腫れものができました。
◯第二の鉢によって、海は死者の血のようになり、海の中にいる生き物はみな死にました。第二のラッパでは、「三分の一」と限定的でしたが(8:8-9)、第二の鉢では、海がすべて血のようになり、海の中にいる生き物は「みな」死にました。
◯第三の鉢によって、川と水の源も血になります(出7:20−21)。また、第三のラッパでは、「三分の一」でしたが(8:10−11)、第三の鉢では川全体が血になりました。そして「水をつかさどる御使いが」主の正しさを賛美しました(15:4)。水が血に変わるのは、血を流した者への裁きです(創世記9:6)。特に主のしもべの血を流したものには、神の罰が下ります(ルカ11:50−51)。
◯不義と不正が全地を覆っているように見えても、神である主の義と真実はやがて明らかにされます(19:2)。エジプトの民に裁きが下され、イスラエルの民が救われたように、獣の民に裁きが下され、主の民に勝利が与えられます(ローマ12:19)。私たちも、もっと主に委ね、主に信頼して祈る必要があります(マタイ 18:19−20)。「いつも心を一つにして祈っていた」弟子たちに(使徒1:14)ペンテコステの聖霊が注がれ、教会は力強く立ち上がりました(使徒2章)。現横浜海岸教会における1883年の初週祈祷会から始まったリバイバルが全国に広がりました。「悔い改め」と「一致」と「祈り」を求めましょう。
この記事へのコメントはありません。