
2026年1月18日説教「みことばに立つ」ルカ4:1−13
「あなたの神である主を礼拝しなさい。主にのみ仕えなさい」(ルカ4:8)
◯イエス・キリストは公生涯の始まりに、聖霊に導かれて荒野に立たれ、悪魔の誘惑を受けられました。四十日の断食の後という極限の弱さの中で、悪魔は「パン」「権力」「奇跡」という魅力的な提案を差し出します。しかしイエスは、そのいずれにも力や奇跡で対抗されませんでした。イエスが立たれたのは、ただ「書いてある」とのみことばでした。
◯悪魔の誘惑は、決して露骨な悪ではありません。むしろ「もっと楽に」「もっと早く」「もっと成果が見える形で」という、私たちにも馴染み深い声として近づいてきます。信仰や教会生活においてさえ、効率や結果を優先し、神を神として礼拝することよりも、成功や手応えを求めてしまう誘惑があります。
◯しかしイエスは「あなたの神である主を礼拝しなさい。主にのみ仕えなさい」と語られました。ここに、荒野の誘惑の核心があります。それは、イエスがどれほど力ある方かではなく、どれほど従順に、十字架の道を捨てなかった救い主であるかが明らかにされた出来事でした。
◯私たちは弱く、しばしば試みに揺さぶられます。それでも、すでに荒野で勝利された主がおられます。この主は、私たちの弱さを知り、共に歩んでくださる方です。私たちは自分の力で勝つのではなく、みことばに立ち、主の勝利の中に生きるよう招かれているのです。


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