2022年4月3日「ナルドの香油」ヨハネ12:1-8

〇旧約聖書で「かおり」という言葉は、ほとんどが「なだめのかおり」と用いられています。また、幕屋や神殿でたかれる幸は祈りの象徴です。主に喜ばれる供え物は香ばしいかおりと呼ばれています。キリストは私たちのために御自身を神への捧げもの、また供え物とし、香ばしいかおりをお捧げになりました。
イエス様の十字架の市は、主へのなだめの火による捧げ物でした。私たちも「神の前にかぐわしいキリストの香り」です。

〇マリヤはイエス様の足に香油を塗り、髪の毛でイエス様の足を拭いました。自分のすべてを捧げてもそれを誇ることなく謙ってイエス様の足元にひざまずいたのです。そしてイエス様から香油のかおりが立ち上がったように、マリヤからも同じ香油のかおりが立ち上がりました。
私たちがイエス様に私たち自身をお捧げするとき、それがキリストの香りとなって私たちから立ち上がるのです。