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2025年1月12日「わたしはあなたを喜ぶ」ルカ3:15−22

「すると、天から声がした。『あなたはわたしの愛する子。わたしはあなたを喜ぶ。」(ルカ3:22)

◯顕現節において、イエス様を礼拝した東方の博士たちは、その後自分たちの国に帰りますと、もう聖書には登場しません。バプテスマのヨハネは、イスラエルの民が待ち望んでいたキリストを直接指し示し、イエス様をキリストだと証しすることで彼の務めを果たし、先駆者としての働きを終えますと聖書における彼の物語も突然完結します。ルカはイエス様こそが救い主だということを伝えたのです。

◯イエス様がバプテスマをお受けになりますと「天から声がし」ました。父なる神ご自身が、天からイエス様を証しされました。さらに、「天が開け、聖霊が鳩のような形をして、イエスの上に降ってこられ」ました(ヨハネ1:32)。聖書の中で鳩が出てくる有名な箇所は、ノアの箱舟の話です(創8:8−12)。さらに遡って天地創造の時、「地は茫漠として何もなく、闇が大水の面の上にあり、神の霊がその水の面を動いていた」のです(創1:2)。ノアの洪水は、主による再創造の御わざでした。ご聖霊が鳩のような形で、イエス様ご自身のうえに降られたのは、十字架の苦しみと死のうちに、再び新しい創造の基礎を築かれるためです。イエス様の御名を信じた人々は神の子とされ(ヨハネ1:12)、永遠のいのちをいただきます(ヨハネ3:16)。それは、「新しい創造」です(ガラテヤ6:15,2コリント5:17)。イエス様が再臨され御国を完成される時、イエス様による新しい創造が完成します。

◯アブラハムにとってイサクを献げることは自分自身を献げるのと同じことでした(創世記(22章)。やがて父なる神は、ご自分の愛するひとり子イエス様を十字架に献げてくださいました。そのとき主は、ご自身を献げておられたのです。このイエス・キリストを通して、私たちは恵みによって神の子とされています。「恐れるな。わたしがあなたを贖ったからだ」と主ご自身が言われますから「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」と、言っていただけるのです(イザヤ書43:1、4)。その恵みに感謝し、いよいよ主にお従いさせていただきましょう。

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