2024年12月8日「主の道を用意せよ」ルカ3:1-6
「荒野で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意せよ。主の通られる道をまっすぐにせよ。』」(ルカ3:4)
◯バプテスマのヨハネが宣べ伝えた「罪の赦しに導く悔い改めのバプテスマ」とは何だったのでしょうか。彼は、イザヤが救い主の先駆けとして預言した「荒野で叫ぶ者の声」(イザヤ40:3)でした。
◯バプテスマのヨハネが現れたのは、紀元27〜34年の間の歴史的出来事です。当時のイスラエルは政治的にも宗教的にも非常に混乱した中にありました。そのような時に、荒野にいたヨハネにみことばが下ったのです。私たちにも、バプテスマのヨハネの声に耳を傾け、主の道を整えることが求められています。このアドベントを、真剣にイエス様をお迎えするために整え、積極的にそこに参加して行くなら、本当にイエス様を待ち望むクリスマスとなります。
◯ヨハネは、救い主をお迎えするために「罪の赦しに導く悔い改め」を語りました。私たちも、まず「罪の赦しに導く悔い改め」をもって再び来られる救い主に備える必要があります。すべての人に救いの福音は示されています。すべての人が神の救いを見るために、まず、私たち自身がその神の救いにあずかった者として証ししてきたのです(1ペテロ1:8)。救われた者が変えられることによって、人々に神である主の救いを見せて行くことができます。揺るぎない信仰によって現される私たちの生き方そのものが証しとなって、救い主イエス様を人々に指し示すことになるのです。
◯バプテスマのヨハネが、今度はイエス様の再臨を知らせる使者として、私たちに「主の道を用意せよ」「心を整えよ」と叫んでいるのです。多くの人が悔い改めてヨハネからバプテスマを受けましたが、多くの「民はこの方を受け入れなかった」(ヨハネ1:11)のです。彼らはイエス様を受け入れず、彼らがイエス様のために整えたのは飼葉おけと十字架だけでした(ルカ9:58)。しかし、食べたり飲んだりすることでさえ、私たちは主の栄光を現すことができるようにされています(1コリント10:31)。それが私たちの生きる主な目的です。そのようにして、イエス様を迎える備えをさせていただきましょう。
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