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2024年11月17日「キリストの勝利」黙示録12:1−6

「女は男の子を産んだ。この子は、鉄の杖をもってすべての国々の民を牧することになっていた。その子は神のみもとに、その御座に引き上げられた。」(黙示録12:5)                  

◯この「女」とは誰なのでしょうか。彼女が産んだ「男の子」は明らかにキリスト、イエス様です(詩篇2:7−9)。そして「竜」はサタンのことを指しています(9)。サタンはキリストが産まれたら「食べてしまおうとしていた」のです(マタイ2:1-16)。実は、サタンとキリストとの戦いは、エデンの園から始まっています(創世記3:15)。

◯キリストを生んだ「女」とは、旧約聖書と新約聖書を貫く主の民です。それは、神である主の栄光を「衣のようにまとい」(詩篇104:2)、「月のように美」しい(雅歌6:10)姿を示し、頭にかぶっている12の星の冠は12部族や、12使徒を象徴しています。そして「子を産む痛みと苦しみのために、叫び声をあげていた」のは、キリストが到来する前の主の民の苦しみのことです(マルコ13:8)。当時のイスラエルは、ローマ帝国の支配からの解放をもたらしてくれるキリストを待ち望んでいたのですが、根本的な罪の苦しみから解放するために来られたイエス様を彼らは拒み十字架につけたのです。

◯「女」は、新約時代から現代に至るキリストの教会であるとも考えられます。教会が子を産むとは福音宣教のこと。伝道して信仰者を産みだし、さらにキリストのからだである新しい教会を産み出していくことには産みの苦しみがあります(コロサイ1:24)。特に黙示録の時代の教会は、大きな苦しみ、迫害を受けていました。迫害がない今も産みの苦しみがあります。私たちも同じで、自分の中にキリストを受け入れる時、苦しみがあり、戦いがあります(エペソ6:11、12)。しかし、主の民は必ず守られ、保護される場所が主によって備えられています(詩篇17:8、57:1、91:1、4、1列王17:1−6、マタイ2:13−15)。主の民であるクリスチャンはサタンの攻撃から必ず守られます。そして、キリストが天に引き上げられたように、クリスチャンも、イエス様が再臨されるとき、天に引き上げられるという恵みが約束されていますから、私たちも恐れることなく福音を伝えていきましょう。

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