主日礼拝2023年5月14日

「そしてわたしが父にお願いすると、父はもう一人の助け主をお与えくださり、その助け主がいつまでも、あなたがたとともにいるようにしてくださいます。この方は真理の御霊です。」（ヨハネ14:16,17）

○弟子たちがどのようにイエス様に対する愛を表すことが最もイエス様が喜ばれることでしょうか。それは、イエス様の戒めを守ることです(15,21)。今は、涙ではなく従順が求められています。しかし、例えば、山上の説教でイエス様が教えられた戒めは、旧約聖書で教えられてきた律法よりも難しいところがあります(マタイ5:19-47)。究極には「あなたがたの天の父が完全であるように、完全でありなさい」(マタイ5:48)とまで言われているのです。だれがイエス様の戒めを完全に守ることができるのでしょうか。

○そこでイエス様に代わる「もう一人の助け主」「真理の御霊」、「とりなしてくださる方」(1ヨハネ2:1)が与えられると約束されました。私たちだけではできないとき、私たちがイエス様を信じて祈り求めるとき、ご聖霊は、慰め、助け、とりなし、弁護し、そして、真理を教えてくださるのです。またご聖霊は、「いつまでも」私たちと「ともに」おられ、私たちの「うちにおられるようになるのです」。

◯イエス様は十字架にかかって死なれ、この世を去りますから、世はイエス様を見なくなります。ところが、そこに復活があると、イエス様は言われるのです。復活とは、一度死んだ人がふたたび生きることです。天の御国において私たちの復活があります。イエス様はその根拠となられるために復活されたのです。イエス様こそいのちの君ですから私たちを生かすことができ、イエス様が、喜び、希望ですから、私たちにも喜びや希望を与えることができるのです。

◯そのようなイエス様と私たちとの繋がりはご聖霊によってなりたちます(ハイデルベルク問53)。「この聖霊の力によって、私たちは、神の右に座すキリストがおられる天上にあるものを求めて、地上のものを求めないことが、生活の目標」(問49)となりました。私たちにも与えられている「真理の御霊」であるこのご聖霊に満たされお従いすることで、イエス様に対する愛を示させていただきましょう