「わたしについて来なさい」マタイ412−23

「わたしについて来なさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう。」彼らはすぐに網を捨てて従った。(マタイ4:19,20)

○天の御国が近づいて来ました。ですから私たちは、用意して待つのです。そのために必要なのは「悔い改め」です。日々悔い改め、天の御国の到来において今、近づいて来られる神である主に向かって方向転換し、私たちの現実の中におられる生ける主、私たちの中心におられる方に帰るのです。

○イエス様は弟子たちをお招きになります。イエス様はひとりひとり私たちの名を呼んでお招きになります(ヨハネ10:3,使徒2:3,38)。福音の召しは、ひとりひとりを大切にするのです。

○イエス様と弟子たちとの関わりは、「わたしについて来なさい」という招きの言葉から始まります。弟子たちは、イエス様ご自身に従うように召されました。私たちに求められているのは、イエス様に従うことです。その時「人間をとる漁師にしてあげよう」と言われるのです。私たちが信じるのに私たちの側の条件は何もありません。ただ一つ、招かれるイエス様の御声のみが大切です。ただイエス様が招かれたから行く、それが弟子なのです。たとえ失敗してもイエス様の招きに従うことが求められているのです。イエス様の弟子として問題なのはイエス様の招きに従うか従わないかだけです。

○招かれた弟子たちはみな「すぐに」従いました。それは、この世的に見て何か価値があるからとか得になるからではないのです。それが十字架の道です。私たちはそれをはっきりと見出すことはできませんが、ただ主に委ねて従うならば、正しい道へ導かれます。主が、御霊と御言葉とによって私たちの歩むべき道を教えてくださるのです。そして、弟子たちが召されたところはあらゆる病気やわずらいで満ちていました。だからこそイエス様は弟子たちを召され「あなたがたの光を人々の前で輝かせ」なさい(5:16)とおっしゃるのです。私たちも、今、召されたところですぐに主に従い、この暗闇の世に生ける主の光を輝かせ、私たちの神である主を証しましょう。